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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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母は私が妊娠した時

「面倒見ないからね!」

と言ったのだが、現実に孫が生まれると
本当に可愛くて、そんな発言は忘れてしまったらしい。

おぶい紐やねんねこ(ママコート)を自分用に手作りしたり、
あれこれ赤ちゃんグッズを買ってきたり。

父は産院にビデオカメラを持って駆けつけ、
まだ寝ているだけの赤ん坊を延々と撮り続けていた。


引きこもっていた上弟が部屋から出て職業訓練校に通い出したのもこの頃だ。

下弟も落ち着いていた。パニックを起こして危険を感じた記憶が全くないのだ。

産まれたばかりの小さな小さな命が
バラバラでメチャメチャだった家族に幸せを運んで来てくれた。

拍手[11回]

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Eテレでやっていたきょうだいの特集を見た。

顔も名前も出してTV出演された方々、すごいと思った。
家族との関係が比較的上手くいっているからこそできる
事なのかもしれない。
だとしても、すごい勇気だと思う。

今まで知られずにきたきょうだいの存在を
テレビというマスメディアで広く知らせてくれたのであるから。

ただ、なんだか綺麗にまとめられてしまっている感じは
否めなかった。

2日目は、仮名の男性と顔を隠し声を変えた女性が出演されて
ぐっとリアルな感じになった。
数多いきょうだいの心の叫びを代弁してくれたような気がする。

きょうだいの問題は複雑だ。

障害の内容や程度、親の考え方、
親戚や学校など周りの人間の接し方によって
きょうだいの環境は大きく変わって来る。

悩みの内容も様々だ。
ネグレクトに近い放置や、身体的暴力、
そして性的暴力、
将来を制限するような周りの人間からの圧力、
成人してからは結婚の問題、親なきあとの問題等・・・。

一生続くのだ。

今まで影の存在だったきょうだい達。

この番組によってきょうだいの存在を知った人達が
きょうだいに目を向けるようになって
少しずつでも苦しみから救われるきょうだいの数が
増えていきますように。







 

拍手[24回]

下弟が保育園児から小学校低学年の頃、たくさん絵を描いていた時期があった。

彼は”光沢と厚みのある紙”に”油性ボールペン”で書く事を好んだようで
私の教科書やノート、地図帳、資料集の裏表紙が、彼のキャンバスとして
ことごとく餌食にされていた。

彼の描く絵はバスや電車、そして自動販売機と決まっていた。
四角いものが好きだったんだろうか。
自販機は正面から見たものばかりだったが、バスや電車は
デザイン画のように、側面から見た図、正面、背面から見た図が
きっちりと描かれていた。
かなり細かい部分まで描かれており、
「よく見てるなぁ。」と感心するくらいだった。
覚えているのが、実家の近くを走っていた路線バスの絵。
オカモトのゴム製品の広告があって。
人差し指と親指で作った輪っかのマーク、その下にアルファベットで
SKINLESSとちゃんと書いてあったのだ。

思わずぶっと噴き出してしまった。

母は
「この子は絵の才能がある。天才かも。」
と喜んでいた。

でも本音を言うと、母には、人の持ち物には
勝手に油性ボールペンで絵を描いてはいけないって
ちゃんと教えて欲しかった。

拍手[7回]

私が中学生になって間もない頃

父が勤務先で体調を崩し、そのまましばらく入院したことがあった。
会社から連絡を受けた母は、すぐに病院へ向かった。

私は弟達と家で留守番。母からの連絡を待っていた。

半日ほど経って母から電話があり、すぐにこっちに来なさいと
言われた。

父の入院している病院は家から遠かった。
電車とバスを乗り継いで2時間弱のところだった。

なんとか支度して、私は弟達を連れて病院へ向かった。

下弟は電車が大好きだ。
駅に着くとハイテンションで大声を出しながら飛び跳ねていた。

彼はホームに電車が入って来ると、電車に向かってダッシュ!
行き先の違う電車に乗り込もうとしてダッシュ!
危険極まりないのでこちらも必死だ。
首根っこをつかんで阻止すると、ギャーッと叫んでのたうちまわる。

周りの人達の冷たい視線。白い目。

そんなのは慣れっこだ。
とにかく電車にぶつかったりホームに落ちないよう
捕まえておくのに必死だった。

その時上弟がどこでどうしていたのか全く記憶にない。
あの子だって当時小学校低学年。まだまだ保護のいる年だったのに。

病院に着いた時はフラフラだった。
なんとか生きたまま連れて来られたよ、と思った。

※            ※            ※

最近母に聞いたところによると、
母は下弟を連れて電車に飛び込んでしまおうかと考えていた
時期があったらしい。

こんなこと考えたくないが
下弟がこの時電車に飛び込んで死んでいたら・・・。

その後の苦労がなかったにしろ、
私自身は一生重い十字架を背負う事になっていただろうな。
やっぱり生きたまま連れて行くことができてよかったんだ。

 

拍手[4回]

ネット上では、自分と似た境遇に立たされている人が、結構いるのだ。

このブログにたどり着く人は大抵知っているのだろうけど
ピックアップしてみた。

子どもが障害児、二人目を産みますか?
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/1026/153473.htm?g=05


親の死後 障害のある姉のこと
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0208/384944.htm?g=06


妹(知的障害)の将来
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0608/415727.htm?g=06


義兄の将来
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0531/413653.htm?g=06


知的障害を持つ義弟の将来(愚痴です)
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0701/422474.htm?g=06


家族に身体・知的障害者のいる人のスレッド
http://unkar.org/r/live/1282233588


兄弟が障害児の子
http://unkar.org/r/baby/1277052691


障害を持つ兄弟姉妹から逃げたいです 4
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/lifesaloon/1310333616/

これらを読んでいると、問題なのは
障害者”本人”よりも
ただ可哀想と言ってロクに躾も療育もせず
自分が年老いてきたら、手に負えなくなったら
兄弟姉妹に障害者を丸投げする”親”なんだな。

私の母は療育は受けていたものの「弟は普通の人間」だと
思い込んでいるので、施設に入れることを提案しても全く聞く耳を持たない。

口には出さないものの、私の労力と夫の収入をあてにしていることはわかる。

絶縁覚悟でガツンと言わないといけない時期に来ているのだろうか。

私はどんなに冷たい人間だと言われても自分の夫と子ども達を優先する。

お母さんと違って、私は弟のことを愛していない。愛していないのです。










拍手[11回]

父が病院で臨終を迎え、自宅に戻った時の事。

臨終に立ち会ったのは母と私の二人。
母は弟達を病院に来させなかった。

母は父と一緒に葬儀社の車で自宅に戻り
私は自分の車を運転して実家に向かった。

実家に着くと、父と母は既に到着していて
近所に住んでいる人や親戚も何人か来ていた。

下弟は父の枕元に座り
「おとうさんは亡くなりました。死んでしまいました。」
と言っておいおい大声で泣いていた。

そんな下弟の様子を見て
「下弟君、悲しいのね。」
と涙を浮かべる親戚の人もいた。

しばらくしてご近所や親戚の人達が帰ると

下弟はケロッとして

「コンビニに買い物行ってきます♪」

と言って出かけてしまった。

あの大泣きは外部の人に対する単なるアピールだったのか?
それともその時は本当に悲しかったけどすぐに忘れてしまったのか?

母曰く

「家族が亡くなったら悲しんで泣くもんだって思ってるんじゃないの。
 本当に悲しいかどうかは別として。」

その時はバタバタしていたのであまり気にもしていなかったが
時が経った今、思いだすとなんとも言えない気持ちになる。




拍手[6回]

四十ウン年生きてきて、耳にタコができるほど言われたのが

「お母さんを助けてあげてね」

「下弟君を助けてあげてね」

「❍子さん(母)はあなただけが頼りなのよ」

こういった数々の言葉。

主に母の兄弟姉妹から言われるのだが

そんなこと、言われなくても百も承知です!

「下弟君はいい子なんだから」

「下弟君は下弟君なりにいろいろ考えているのよ」

んなこと、言われなくても分かってます!

彼らは知らない。見たこともない。

成人した下弟が上弟や母に手を挙げるのを。

パニックを起こして暴れ回るのを。

私に性的嫌がらせをしようとしたことを。

父が入院した時、亡くなった時も

「あなたがしっかりしないと!」と言われた。

何も知らない外野の人達、何だって言えるよね。

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