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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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予想はしていたが、久しぶりに家に帰ると
やはり大変な事になっていた。

家の中はメチャメチャ。居間には物が散乱し
台所には洗いものと生ごみが溢れかえっていた。
家の中が汚いのは掃除洗濯すれば済む事なので
いいのだが、それ以外にも何かあったようだ。

父と母から別々に話を聞いたが
二人とも自分は間違っていない、
自分以外の者(私も含め)が悪いと
言うばかりだった。
父の言うことと母の言うことが違うので
本当のところどうだったのかわからないが
二人の話を聞いて私が推測したところはこうだ。

病院の先生は両親との面会を求めていた。
母はしぶしぶ応じたが、父は頑として応じなかった。
ある時父が、上弟を罵倒した。
薬なんぞで怠け病が治るわけないじゃないかと。
上弟は家を飛び出した。
先生に相談し入院することにした。
上弟には家族と居ること自体が毒だと
先生は判断したのだ。まあ当然の判断だろう。
しかし、たった数日で上弟はギブアップしてしまった。
病院の管理された生活が嫌だと、いともあっさりと
家に帰って来て、また部屋に閉じこもってしまったのである。
昼夜逆転の生活、
食事は夜中にカップラーメンを作って食べていたようだ。

母は、先生に会ってきたものの、
進展は見込めそうもないと感じた。
どんな話をしてきたのかと聞いたら
「あの先生、何を言うかと思ったら
息子さんのこと抱きしめてあげて下さいだって。
自分より体が大きくなった息子にそんなこと
できるわけないじゃいの。気持ち悪い。」
と言ったのだ。

私にできる事なんて、もう何もないのではないか。

これ以上関わり合いたくない。

当時の私の正直な気持ちだ。




 

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