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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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今朝の新聞に載っていたある記事の中に書いてあったこと。

小学校5年生の女の子が母親と一緒に歯科医院にかかり
X線写真を撮ってもらったところ、奥の乳歯の下に永久歯が
写っていなかった。これはまれにあることで、乳歯がぬけても
永久歯が生えて来ない。乳歯が抜けたら人口の歯をいれる必要が
あると医師から説明を受ける。
以下記事の文章をそのママ抜粋。

”母親は絶句した。”

”一生永久歯が生えない-。
その現実がわかりだすと、母親だけでなく女児も泣きじゃくり始めた。”

ええっ?

あのぉ・・・。実は私も2年程前、娘と一緒にまるっきり同じこと
告知されたんですが・・・。
その時の私と娘の会話。

「その歯が抜けちゃったら、永久歯生えて来ないんだって。
虫歯にならないように大事にしなくちゃね。」

「うん!」

受け取り方の違いにそれこそ
「絶句」してしまった。

人にとって何が幸せで何が不幸なのかって
本当に主観的なものなんだなぁ。

「永久歯が生えて来ない」という事実が
記事中の親子にとっては、泣きじゃくるほどの悲しい告知なのに
私と娘にとっては
「へぇ~、そうなんだ!」という程度のことだった。

高校生の頃、クラスメートに言われたことがある。

「Yちゃん(私と同じ中学出身の子)に聞いたんだ。
Murphyちゃんっていろいろ大変なんだね。
YちゃんがMurphyちゃんのことホントに偉いねって言ってたよ。
私もそう思うよ。」

何?偉いって?私の何がエライの?どこがエライの?
大変だとは思ってたけどエライって何?

大変だねって言われたことはちょっと救われたかもしれないけど
エライって言われたのにはもやもやした。
私はニヘラっと笑うしかなかった。

私はひねくれているんだろう。
友人はねぎらってくれたのだ。
大変な思いをしているであろう私の事を。

素直に「ありがとう」と受け取る心を
あの頃の私は持っていなかったのだ。

どんな言葉がけも受け取り方で
大きく変わってくる。

同じ事実でも、受け取り方で
幸せだったり不幸だったり、嬉しかったり悲しかったりする。

そんな事をふと感じた朝だった。

 

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