きょうだい児だった私が今まで歩んできた道 Since 2010
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養護学校の高等部を卒業した下弟は、
同級生の大半が作業所や施設に入った中
一般企業の障害者枠で就職が決まった。
母は大変喜んでいた。
これまでいろいろと大変な思いをしてきていたので
さぞかしホッとしたことであろう。
しかし、養護学校で守られていた彼が世間に入って
いくことは容易ではなかったようだ。
彼が入ったのは地方の一企業。(会社名で検索したら
ヒットした。確かに彼が働いていた会社だった)
彼が配属された部署には、天敵のようなAさん(仮名)
という人(パートのおばさんと思われる)がいた。
自閉症という障害に対して全く理解がなく、下弟に
酷い扱いをしていた事は容易に想像できた。
帰宅後、しばしば彼はAさんの口真似をしながら
パニックを起こしていたからである。
「Aが言った。お前なんかもう来るな。」
「Aが言った。お前なんかもうクビだ。」
「Aが言った。明日から来なくていい。」
こんな感じのことを叫びながら暴れていた。
会社でもしばしばパニックを起こし
(Aさんに手をあげたこともあったらしい)
母はしばしば菓子折を持って
会社に頭を下げに行っていたようだ。
私は全く関わっていなかったので本当のところは
分からないが、そのAという人は、弟が騒ぎを
起こすたび母親が菓子折を持って謝りにくるので
人に頭を下げられることに快感を覚えて
わざと騒ぎにしているのではないかとさえ思えた。
「もうやめさせた方がいいかもしれない。」
母は会社を退職させることに決めたようだった。
ところが、会社の方がAさんを弟と全く接触のない
部署に異動させてくれたらしい。
もともと言われたことはきっちりできる弟だ。
会社は彼を残すことを選んでくれたのだろう、その時は。
同級生の大半が作業所や施設に入った中
一般企業の障害者枠で就職が決まった。
母は大変喜んでいた。
これまでいろいろと大変な思いをしてきていたので
さぞかしホッとしたことであろう。
しかし、養護学校で守られていた彼が世間に入って
いくことは容易ではなかったようだ。
彼が入ったのは地方の一企業。(会社名で検索したら
ヒットした。確かに彼が働いていた会社だった)
彼が配属された部署には、天敵のようなAさん(仮名)
という人(パートのおばさんと思われる)がいた。
自閉症という障害に対して全く理解がなく、下弟に
酷い扱いをしていた事は容易に想像できた。
帰宅後、しばしば彼はAさんの口真似をしながら
パニックを起こしていたからである。
「Aが言った。お前なんかもう来るな。」
「Aが言った。お前なんかもうクビだ。」
「Aが言った。明日から来なくていい。」
こんな感じのことを叫びながら暴れていた。
会社でもしばしばパニックを起こし
(Aさんに手をあげたこともあったらしい)
母はしばしば菓子折を持って
会社に頭を下げに行っていたようだ。
私は全く関わっていなかったので本当のところは
分からないが、そのAという人は、弟が騒ぎを
起こすたび母親が菓子折を持って謝りにくるので
人に頭を下げられることに快感を覚えて
わざと騒ぎにしているのではないかとさえ思えた。
「もうやめさせた方がいいかもしれない。」
母は会社を退職させることに決めたようだった。
ところが、会社の方がAさんを弟と全く接触のない
部署に異動させてくれたらしい。
もともと言われたことはきっちりできる弟だ。
会社は彼を残すことを選んでくれたのだろう、その時は。
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オウム返し
わー、わたしの長兄と一緒だー。
と思いながら読みました。
>「Aが言った。お前なんかもう来るな。」
>「Aが言った。お前なんかもうクビだ。」
>「Aが言った。明日から来なくていい。」
まさに、こんな感じです。
わたしの長兄の場合、ト書きはなく、いきなりセリフが始まります
おそらく、言われたままの口調で、です。
「○○、死ね!」
「○○、帰れ!」
「○○、二度と来るな!」
「バーカ、バーカ、バーカ」
分からんなりに不快なようで、特に不快な言葉には
「○○、帰れ!」「帰れ!」「帰れ!」とエコーがかかったり、
「××先生、帰れ!」と名前の部分を不快な相手に置き換えるなどの、
応用編もしばしば耳にしました。
書いてると、少し笑えてきました。
自閉症者なりのストレス発散方法だったのでしょうか。
実際その場にいると、長兄がこんなセリフを呟き始めるだけで、
今も、殴られた当時の恐怖の記憶で全身が固まります。
少し笑えるだけの距離を持っている今は、本当にありがたいです。
施設で大勢の自閉症者と接してはきましたが、
家庭の中の様子をリアルにお聞きすると、
また、受ける印象が違うものですね。
なんというか…、
ああ、ウチだけじゃなかったんだー。
お兄ちゃんだけじゃなかったんだー。
Aみたいな人って、どこにでもいるんだー。
家族として、わたしも母と一緒になってAのような人々を敵視してきましたが、
よく考えてみれば、わたしも長兄に殴りかかったこともあれば、
両親も長兄に暴言を吐き、暴力を奮ったことがある。
それだけ厄介な障害なのかも知れませんね。自閉症って。
と思いながら読みました。
>「Aが言った。お前なんかもう来るな。」
>「Aが言った。お前なんかもうクビだ。」
>「Aが言った。明日から来なくていい。」
まさに、こんな感じです。
わたしの長兄の場合、ト書きはなく、いきなりセリフが始まります
おそらく、言われたままの口調で、です。
「○○、死ね!」
「○○、帰れ!」
「○○、二度と来るな!」
「バーカ、バーカ、バーカ」
分からんなりに不快なようで、特に不快な言葉には
「○○、帰れ!」「帰れ!」「帰れ!」とエコーがかかったり、
「××先生、帰れ!」と名前の部分を不快な相手に置き換えるなどの、
応用編もしばしば耳にしました。
書いてると、少し笑えてきました。
自閉症者なりのストレス発散方法だったのでしょうか。
実際その場にいると、長兄がこんなセリフを呟き始めるだけで、
今も、殴られた当時の恐怖の記憶で全身が固まります。
少し笑えるだけの距離を持っている今は、本当にありがたいです。
施設で大勢の自閉症者と接してはきましたが、
家庭の中の様子をリアルにお聞きすると、
また、受ける印象が違うものですね。
なんというか…、
ああ、ウチだけじゃなかったんだー。
お兄ちゃんだけじゃなかったんだー。
Aみたいな人って、どこにでもいるんだー。
家族として、わたしも母と一緒になってAのような人々を敵視してきましたが、
よく考えてみれば、わたしも長兄に殴りかかったこともあれば、
両親も長兄に暴言を吐き、暴力を奮ったことがある。
それだけ厄介な障害なのかも知れませんね。自閉症って。
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