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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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下の弟が就職した頃は、上の弟が実家に戻って
ひきこもってしまった頃と重なっている。

下の弟はそれまで上の弟に暴力を振るったことがなかったが
仕事でのイライラを上の弟にぶつけるようになった。

私はそれを止めることもできず、ただその場に居合わせないよう
帰宅するとさっさと自室にこもる生活だった。

当時の上弟の行動は殴られても仕方がないと思っていた。

彼は、私が疲れて仕事から帰って来ると
自室からふらっと出てくるのだ。
玄関で靴を脱いでいる間、じっと立ってこっちを見ている。
顔は下を向いてうなだれているのだが、目だけは上目づかいで
じっと見ているのである。
靴を脱いで廊下にあがると、はぁと深いため息をついて
自室に戻っていくのだ。
私は「あんた何様だ!」と後ろ姿に飛び蹴りを食らわしたい気持ちを
ぐっと抑えていたのだ。

下の弟の前で同じ事をしていたら、そりゃ殴られるだろうねと思っていた。

私は殴られたことがなかったのだが
その日はタイミングが悪かったのかもしれない。

帰宅して玄関のドアを開けると下弟がいた。
「おまえなんかクビだ~!」と叫んで
ガァーンとぶん殴ってきた。

漫画やアニメで頭を打ったりすると、目から星が飛び出て
頭の周りを小鳥と一緒にクルクル回っている描写があるが
あれはかなりリアルな描写だと思う。
本当にそんな感じだった。

星と小鳥が飛び去ると
私も同じレベルの人間になってしまった。

玄関の箒を持って思い切り殴り返したのである。
「痛いわ、このバカヤロウ!」
と喚きながら箒を振り回して暴れた。

私が下弟に殴られたのはその時一度きりである。

*      *        *

あとでわかったことだが、私に手を上げることをやめた下弟は
母に手をあげるようになり
母は会社を辞めさせようと思ったようだ。

 

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殴り返したとき
わたしも1度、長兄を殴り返したことがあります。
20代のときでした。

殴った瞬間、我に返り、
自分がそんなにも長兄に殴られたことが不快だったのだと
思い知りました。

いくら相手が「分からない」「病気」だからといって、それで恐怖や不快感がなくなるわけではありませんものね。
MARU URL 2011/01/19(Wed)17:46:09 編集
病気だからといって
人を殴っていいはずがありませんものね。
他人にやったら犯罪ですもの。

MARUさんは幼少の頃から
お兄さんに暴力を受け続けていた
という記事を最初に読んだ時は
胸が詰まって夜眠れなかった程です。

私は年が離れた姉でしたので
私が弟をぶちのめした回数の方が
絶対多いです(汗)。
ホントに酷い姉貴です。

ここを訪れて私の文章を読んで
くれている若いきょうだい児の方々が、
私のようなきょうだい児もいると知って
もらうことで、少しでも気を楽にできたら
と思って正直に書いています。

きょうだい仲良く助け合って
明るく生きていくという世間の幻想と
現実とのギャップに苦しんでいる、
かつての私のようなきょうだい児の方が
自分の人生、自分の幸せをつかみとって
くれますようにと思っています。
Murphy 2011/01/20(Thu)11:01:01 編集
暴力と発達
>MARUさんは幼少の頃から
>お兄さんに暴力を受け続けていた
>という記事を最初に読んだ時は
>胸が詰まって夜眠れなかった程です。

こんな風に言っていただけるような状態だったのか~と改めて思いました。
あの環境しか知らないので、どこかピンと来なかったりもして(^^;)
わたしの長兄は4~5歳までは大きな問題はなく発達した(むしろ一般の子どもより聡明な美少年で、2~3歳で中国語を覚えたらしい。さすが自閉症…)ようなので、わたしも2~3歳までの黄金期を普通に発達できたのはラッキーだったと思います。
「オレは世界で二番目か?」に、自閉症児の兄を持つ赤ちゃんが、1歳半にして表情や感情を失って物思いにふけるような様子を見せたという話を読み、それはキツイな~と思ったので…。

あまりに状態がひどいときは、自閉症児ときょうだい児を引き離し、安全に暮らせる場があればいいのになぁ…。

>私は年が離れた姉でしたので
>私が弟をぶちのめした回数の方が
>絶対多いです(汗)。
>ホントに酷い姉貴です。

リアルのきょうだい会に参加したところ、やはり自閉症者の弟を持つ女性たちが、同じようなことを言ってらっしゃいました。
自分が暴力を奮わざるを得ない側であったことも、辛く、人に話しづらい体験だったのではないかと思います。

>若いきょうだい児の方々が、
>私のようなきょうだい児もいると知って
>もらうことで、少しでも気を楽にできたら
>と思って正直に書いています。

そうですね。わたしもそう思っています。
自分の吐き出しと、若いきょうだい児に役に立てばと。
MARU URL 2011/01/20(Thu)15:31:13 編集
ありがとうございます
>リアルのきょうだい会に参加したところ、やは>り自閉症者の弟を持つ女性たちが、同じような>ことを言ってらっしゃいました。
>自分が暴力を奮わざるを得ない側であったこと>も、辛く、人に話しづらい体験だったのではな>いかと思います。

私と同じ様なことをして
同じ様に感じている人が
いるんだ、となんだか妙に
ホッとしてしまいました。

>あまりに状態がひどいときは、自閉症児ときょ>うだい児を引き離し、安全に暮らせる場があれ>ばいいのになぁ…。

本当にそう思います。
1歳半で表情や感情を失ってしまうって
どれだけ辛いだろう・・・と
涙が出そうです。

Murphy 2011/01/21(Fri)08:00:10 編集
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