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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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父が病院で臨終を迎え、自宅に戻った時の事。

臨終に立ち会ったのは母と私の二人。
母は弟達を病院に来させなかった。

母は父と一緒に葬儀社の車で自宅に戻り
私は自分の車を運転して実家に向かった。

実家に着くと、父と母は既に到着していて
近所に住んでいる人や親戚も何人か来ていた。

下弟は父の枕元に座り
「おとうさんは亡くなりました。死んでしまいました。」
と言っておいおい大声で泣いていた。

そんな下弟の様子を見て
「下弟君、悲しいのね。」
と涙を浮かべる親戚の人もいた。

しばらくしてご近所や親戚の人達が帰ると

下弟はケロッとして

「コンビニに買い物行ってきます♪」

と言って出かけてしまった。

あの大泣きは外部の人に対する単なるアピールだったのか?
それともその時は本当に悲しかったけどすぐに忘れてしまったのか?

母曰く

「家族が亡くなったら悲しんで泣くもんだって思ってるんじゃないの。
 本当に悲しいかどうかは別として。」

その時はバタバタしていたのであまり気にもしていなかったが
時が経った今、思いだすとなんとも言えない気持ちになる。




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