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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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受験の季節になると思い出す。

私に対する母の言動。

高校受験の時。

併願で受験した私立校は合格発表から1週間以内に
入学金の前金(2万円程)を入金することになっていた。
残りは公立高校の合格発表の2日後までに入金すればよかった。

私立の合格が決まったと報告した時、母は

「前金など払わないからね!
金をどぶに捨てるようなものだから!」

と言った。そして、

「公立落ちたらあんたは中卒だよ!」

と言って笑った。

公立高校に合格した時は忌々しげにこう言った。


「うちにはあんたの為に使うお金なんかないんだけどね!」


大学受験の時。

「あんたなんかが行けるわけがない!」

「きっと落ちるよ。」

「(目指している学科を)向いてないし、能力もないのに!」

「もうやめたら?」

必死で勉強している私に向かって、毎日呪いのように言い続けていた。

第一希望校に合格した私に


「金なんか一銭も出さないからね!」

と言い放った。

*              *              *

上の子が受験の時、こんなことがあったと思い出して
(不思議なことにすっかり忘れていたのだ。私は。)
愕然とした。

どうしたらそんなことが言えるのか。

母は


そんなに私が憎かったのか。

憎んでいないとしてもなぜ、こんな酷い事が言えたのか。

そうまで言わせるほど、当時の母は心を病んでいたのだろうか。








 

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「ひどい親」ということ
こんにちは。

NHKのきょうだい特集の続編を、複雑な気持ちで見ました。
ご覧になりました?
今回、ちょっと優等生的なまとめ方で、うーむ…でした。

やはり母親から暴言を投げつけられたきょうだいの投稿が番組で読まれ、それに対して「あんな親は子どもが障害を持っていなくても、もともとそういうひどい親なのよ」と語る障害児の親たちの書き込みをインターネットで見かけ、あーあ、やっぱり…と、残念でした。
「わたしはそんなことはしない」
「わたしはそんなひどい親ではない」
親御さんたちから、しばしばそのような言葉を聞きます。
そのたびに、問題はそこではないのだがなぁと思います。

子どもたちに暴言を吐き、圧力を加えてきたわたしの母も、
主観的には子を可愛がり、子のために良かれと心を砕いてきたようなのです。
ただ、日常の過酷さに精神的に歪んでしまったのだろうと。
自閉症児を育てるって、楽なことではありませんから。
母は、不登校の妹に暴力を奮ったことさえ、まったく今では覚えていません。
がっかりですが、そういうものだろうなとも思います。
元々、人格的に幼いところがあったのでしょうが、
成熟した、立派な人だけが親になるわけじゃないし。
家庭は治外法権。
外では気を張っていても、家の中で弱い立場の子ども相手には油断して、
言ってはならないことを言ってしまうかも知れない。
それも無意識に。
決してほめられたことではないけれど。
わたしたちが受けてきた暴力は、そのようなことではなかったかと思うのです。

きょうだい児だった大人の過去の苦労談は、
親という立場から見ると、ときに自分が責められているように感じるかも知れません。
それでも、
「わたしももしかして気づかずにそのようなことをしていないだろうか」
「どんなときにそんな精神状態になってしまうのだろう」
「何があればそうならずに済むのだろう」
どうせなら、そのように受け止めてもらえたら…と、思うのですが。

いつも長々すみません。
MARU URL 2011/11/13(Sun)11:59:16 編集
あぁ、わかります。激しく同意。
私も見ましたよ~
NHKのきょうだい続編。

>やはり母親から暴言を投げつけられたきょうだ いの投稿が番組で読まれ、それに対して「あん な親は子どもが障害を持っていなくても、もと もとそういうひどい親なのよ」と語る障害児の 親たちの書き込みをインターネットで見かけ、 あーあ、やっぱり…と、残念でした。

そうなんですか・・・。

少し前にMARUさんが
「永遠にすれちがう親子というもの 2」で
書いていらした
【私はあなたの親とは違って】
という枕詞を思い出しました。

わ た し は ちゃんとやっている!って
思う事自体は悪くないのだろうけれど
大丈夫だろうか?と冷静になって時々
自分の周りを見渡してみる・・って、
障害児子育てに限らず、生きて行く上で
大切なことのように思えるのですがね。

>家庭は治外法権。
 外では気を張っていても、家の中で弱い立場の
 子ども相手には油断して、言ってはならない
 ことを言ってしまうかも知れない。
 それも無意識に。
 決してほめられたことではないけれど。
 わたしたちが受けてきた暴力は、
 そのようなことではなかったかと思うのです。

そうですね。本当にそう思います。
MARUさんは私が漠然と感じていることを
はっきりと言葉にして下さる。
あぁ、そうそう、そうなんだって
思わず膝を打ってしまうような表現で。

同じように感じてこれを読んでいる
きょうだいの方がきっとたくさんいると
思います。


Murphy 2011/11/14(Mon)12:05:46 編集
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