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きょうだい児だった私が今まで歩んできた道   Since 2010
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風邪をひいてしまい近所の内科医院に行った。
この季節、予想通り激混み。

今日は待ち時間長くなりそうだと思い
この医院の待合室にある
「光とともに」の単行本を読みながら待つことにした。
普段から読んでみようかなと思いながら手に取ったことが
なかったのだ。

そこにあった中で最新刊の15巻を読んでみた。

*           *            *

他の巻ではどうなのか知らないが
父方の祖母が健常児の妹ばかり贔屓する
ヤな感じの人として描かれていた。

ほとんどの読者はこの祖母を
嫌なヤツって思うのかな。

私は違う。

健常児の妹にとって
このおばあちゃんの存在は宝だ。

妹にとっておばあちゃんは
自分を気にかけ無条件に可愛がってくれる
本当に本当に大切な存在だ。
きょうだい児が育っていく過程でどうしても
足りなくなりがちな
「大人からの愛情」を
このおばあちゃんは見事にフォローしてくれているのだ。

いいおばあちゃんじゃないの!

ウチなんかはきょうだいまとめてハブにされてましたから。

http://wish.yotsumeyui.com/Entry/51/

きょうだい児は、親にとってヘルパーとして見られがち。
意識的、無意識的にかかわらず。
もう一人の子どもではなく親と並んだ位置に
立たされてしまいがちだ。

そんな中、自分をひとりの子どもとして扱ってくれる
大人がいれば、きょうだい児が心身共に健やかに
育っていく大きな助けとなるのではないだろうか。

おばあちゃん、これからもずっと花音ちゃんのこと
可愛がってあげてください・・・と心の中でつぶやいた。



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無題
幸せな事に家の親は私にもちゃんと愛情をそそいでくれました。それはとても貴重な事だと今ありがたく思います。東京の短大の出してくれ、そして仕送りしてくれたこともありがたくおもってます。特に自分が親になって思います。
病院といえば、土曜息子を小児科へ。呼ばれて行こうとしたら、お父さんとお兄さんに連れられきたお子さんが多分自閉症でした。うちの子が診察中、ドアを開け先生はなんだって言ってました。。なんだかせつなくなりました。ガンバレって心の中でお兄さんとお父さんに言いました。
yuka 2012/01/16(Mon)21:04:37 編集
yukaさんへ コメントありがとうございます
yukaさんはご両親から愛情を受けて
育ってきたのですね。

私も年が離れたきょうだいですので
ひとりっ子の時にとても可愛がって
もらっていたことを記憶しています。
その後の母親の豹変に大変悩むことには
なりましたが・・・。

私も自閉症の方とそのご家族を見かけると
心の中で「わかるよ、同じだよ」って
言っています。



Murphy 2012/01/19(Thu)10:45:53 編集
無題
はじめまして。30代きょうだい児です。

姉は比較的軽い知的障害者で、仕事もしており、パニックを起こしたりするわけではありませんが、何事にも我慢ができず、わざと人が嫌がることをしたりします。(家具に傷をつけたり、食べ物を潰したり)。表立っては静かですし、~症と名前が付いている訳ではないので、周囲に理解されづらいです。

中学を出てからずっと、姉の事を隠して生きてきました。誰も知らない高校からの学校生活は天国でした。母は、いくら言っても相手は理解できないのだから、常健常者が我慢するしかない、健常者が我慢するのが当たり前という考え方の人です。忙しい毎日の中で、母は私にも愛情を向けていてくれたと思います。それでも姉と私に向けられるバランスは大きく崩れており、私はこちらから声をかけない限り、振り向いてもらえずに子ども時代をすごしました。

大人になったらもう少し生き易くなるかと思ったのですが、そうでもないのですね。結婚も躊躇ってしまい、そういう話が出ても相手に負担をかけるのが嫌で結局別れてしまったりします。私は何のために生まれてきたのでしょうか。しんどいです。

そんなにストレスが溜まるなら出て行けばいいと言われますが、高齢の祖父もおり、母の負担を考えるととてもできません。

心乱れることばかりで、今日ここにたどり着きました。同じような想いで生きて来た方がいらっしゃり、涙が溢れました。包み隠さず心情を綴ってくださることに感謝します。


saku 2012/10/07(Sun)14:23:31 編集
sakuさんへ コメントありがとうございます。
私の弟も知的障害の程度は軽い方のようで
ジョブサポーターに支えられながら社会人として
頑張っていますが、わざと人が嫌がるような事を
するの、お姉さまと一緒です!
嫌がらせの内容がなんというか、狡猾な幼稚園児
って感じなんです。

一緒に暮らしているといろいろと大変な
ことが多いですよね。
せめて近居ぐらいの距離を置けると
よいのでしょうが・・・。

辛いことがありましたら
いつでもこのブログのコメント欄で
で吐き出して下さいね。

sakuさんの幸せを祈っています。
Murphy 2012/10/09(Tue)12:10:03 編集
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