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父が亡くなった頃のこと。
実家の宗派では、葬儀の後49日まで
一週間毎に家に集まり、お経をあげることに
なっていた。(七日経というらしい)
毎週夕方、両親の親族が集まってお経を
あげていた。
遠方に住むおじおば達は来られないものの
きょうだいの多い両親のおじおば(叔父叔母
伯父伯母両方なのでひらがなにしてみた)
私の家族、実家の家族3人を足すと総勢
20人近くの集まりになる。
夕飯時にかかるので
毎回軽い食事を用意していた。
はじめから作るのは大変なので
お寿司を買ってきたり、おむすびを
用意したりしておじおば達を迎えていた。
何回目の集まりだったかは忘れたが
夕方夫から電話が入った。
急に取引先にに出かけることになった、
お経の時間には間に合いそうもないが、
終わり次第駆けつけるので、よろしく伝えてくれとのこと。
母に伝えると、あらそうなの大変ね~と言って
彼の分にと一人前の寿司折を用意してくれた。
お経を唱えた後、軽い食事会の終わり間際になって
夫が到着した。
私は母が用意してくれた寿司折をお茶と一緒に
夫に出した。
夫がありがとうと言って食べ始めると
おばの一人が寄って来た。
なんか嫌な予感。
というのもこの人、チェックが厳しくて
通夜から葬儀告別式の間、私は何度も
Murphyは気が利かない、お茶を出すタイミングが
悪い、あなたがしっかりしなくてどうするの等々
ダメ出しを食らいまくっていたからだ。
案の定、おばは夫に向かって
来て早々、どっかと座って自分用の寿司を
食べているとは何事かと言ったのだ。
これからこの家を守っていく立場にあるというのに
甘えている!と。
隣に座っていた子供達にまで
聞いてる?ちゃんと聞きなさい、と。
説教の内容は、
あんた達がしっかりしないでどうする!
先々ここの家族の面倒を見るのだから!
甘えているんじゃない!
ということだった。
この家の長男様である上弟の立場は?
少し離れた所に座っていた上弟は苦笑していた。
私は腸が煮える思いで、よほど言い返したかったのだが
夫や子供たちが大人しく聞いているので
なんとか堪えたのだった。
一人前の寿司を用意してくれたのは母の厚意だったのに。
仕事で遅くなった娘婿に皆が食べ散らかした後のお寿司を
食べさせるのは・・・と思って用意してくれたのに。
その場に母が居合わせていなくてよかった。
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